様々な役割を理解しよう

様々な役割を理解しよう

介護の仕事と言えば大半の方が施設などでサービス利用者の方の入浴や食事の介助をする仕事であったり、各家庭に訪問して介護サービスを提供してくれる仕事を思い浮かべるでしょう。しかし介護の仕事はそれだけではありません。まずどのような介護サービスにおいてもサービス利用者の方の身体や生活の状況は1人として同じではないため、1人1人に合ったケアプランを作成し介護サービスを適切にプロデュースする仕事や、関係各所との連携を行う仕事などがあるのです。

利用者との架け橋「ケアマネージャー」

利用者との架け橋「ケアマネージャー」

買い物や掃除などの援助や入浴や食事などの日常生活の介助が介護サービスと言えるのですが、それらは現場のヘルパーの方がただサービスを提供すれば良いというわけではありません。サービス利用者の方に介護の必要度合いや病気の状況などを病院と相談して、適切な介助の指針を持って臨まなければなりません。そのために各種情報の収集や分析を行ったうえでケアプランを作成し、ヘルパーや関係各所を導く仕事がケアマネージャーの仕事です。

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現場スタッフの指導役「認定介護福祉士」

現場スタッフの指導役「認定介護福祉士」

現在でも介護の世界は利用者の増加や忙しさから仕事環境が悪化しており、サービスの提供がおろそかになってしまったり最悪の場合忙しさのストレスを利用者への虐待という形で発散するヘルパーも少数ながらいるのが現状です。このようなことを無くし、また今後日本の人口分布の中で最大規模を誇る団塊の世代が後期高齢者を迎え介護サービスへの需要がピークを迎える2025年になっても適切なサービスを提供するために新設される資格が認定介護福祉士です。

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訪問介護の指揮者「サービス提供責任者」

訪問介護の指揮者「サービス提供責任者」

現在の日本政府の介護における基本方針は社会保障費の増加を抑える意図からも「施設から在宅へ」を掲げており、在宅での介護を促進しています。しかしそれでは介護を担う家族の生活が壊れてしまう可能性もあるため、今後ますます訪問介護の存在が重要になります。そうした訪問介護事業において40名の利用者に対して1名以上の設置が義務付けられており、介護サービスの計画やその実施のための各種プロデュースおよびマネジメントなどを担う存在がサービス担当責任者です。

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    介護の仕事は一般に思われているよりもとても大きな学びとやりがいを得られる仕事です。サービス利用者の方は年配の方も多く人生経験が豊富であり、その方とのコミュニケーションやサービス提供の中で得られるものはとても多いのです。特に介護職で既に活躍をしている方の体験談などを見るとそのことが良く分かるでしょう。

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    認定介護福祉士はまだ誕生していない資格です。今後団塊世代が続々と介護サービスの利用者に加わることが予想される中、今以上に需要過多となっても適切なサービス提供を行えるよう、現場職員の指導役や関係各所との調整役として介護福祉士の上位資格である認定介護福祉士の活躍が求められているのです。

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    日本は今、国として社会保障費の支出を抑制するために介護サービスの提供拠点を施設から各家庭に移そうと「施設から家庭へ」というコンセプトを掲げています。そのため訪問介護の存在は今後ますます重要になり、訪問介護を行う場合に設置が義務付けられているサービス担当責任者の存在もますます重要なものとなってきています。

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「かっこよくて、面白い」16.02.26

介護の仕事といえば、一般的には身体介助などを行うヘルパーの存在を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし介護の仕事はそれだけではなく、サービス利用者の方の現状を分析し医師や看護師と連携を取った上で適切なケアプランを作成するケアマネージャーのような仕事もあります。介護の仕事はこのように創造性に溢れてかっこいい仕事でもあるのです。

利用者との架け橋「ケアマネージャー」
利用者との架け橋「ケアマネージャー」16.02.29

まだ身体能力がそれほど弱っていないサービス利用者に対して、過度な介助を行ってはかえって相手の身体能力を弱めてしまいます。一方相手の能力を過信して少なすぎる介助に留めてしまっては大きな負担をかけ、クオリティーオブライフを下げてしまいます。このようなことを考えてケアプランを作成するケアマネージャーの存在はとても重要です。